転写研究会/The Japanese Society for Gene Expression Research (JASGER)
目的:
転写研究について熱く議論できる研究交流の場を提供することにより、日本の転写研究の推進し、国際的な人材を涵養し、生命科学の裾野を広げることを目的とする。
活動:
1)メーリングリストによる情報交換
登録会員は、メーリングリストを利用した情報の発信・受信ができる。内容は、転写研究関連の、i)各種シンポジウム・研究会の案内、ii)研究助成の案内、iii)助教・ポスドク等の人材募集、iv)試薬や技法の問い合わせ、v)異動のお知らせ、など。商業目的での使用は原則禁止。トラブル防止のため、自動配信ではなく、担当(小林)を介した形になっている。
2)年1回の研究会開催
例年、冬期に3日の期間で開催。発表形式は、口頭(50-60演題)とポスターの組み合わせが基本であり、その1年間で新しく得られた結果やモデルの紹介を内容とする。参加は、会員登録の有無を問わず自由。参加費は、その都度案内。
入会法:
希望者は、メーリングリスト担当の筑波大・小林(kobayash::tara.tsukuba.ac.jp)に、氏名・所属・役職・メールアドレス・住所・電話・FAXを連絡。転写研究に情熱を傾ける人ならば、PIだけでなく、ポスドク・大学院生でも歓迎。海外在住者もOK。脱会は自由。連絡先等の会員情報は非公開。無料。
代表世話人 | : | 上田均(岡山大) |
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会員数 | : | 174名 (平成24年4月現在) |
歴代世話人 | : | 初代 山本雅之(平成13-15年)、2代 萩原正敏(平成16-17年)、3代 上田均(平成18年-現在) |
沿革:
平成13年に第1回転写研究会(幹事・山本雅之)がつくばにおいて開催された。これは、昭和62年から平成13年まで4期に渡る、重点領域研究・特定領域研究、「真核生物遺伝子の転写制御機構」(代表・村松正實)、「細胞特異性を規定する転写制御因子」(代表・鈴木義昭)、「細胞の機能分化に関わる遺伝子制御ネットワーク」(代表・岩淵雅樹)、「転写調節機構から挑む高次生命現象の解析」(代表・藤井義明)により、裾野が広がった転写制御の研究を総括的な情報交換の場の構築を目的とした。以後、毎年開催され、その活動は、平成16年からの特定領域研究「遺伝情報発現におけるDECODEシステムの解明」(代表・五十嵐和彦)の立ち上げに貢献することとなった。転写研究会は、その後も継続され、毎冬恒例のワークショップをDECODE班と共催するとともに、メーリングリストでの幅広い情報交換を行ってきた。現在も、平成23年からの新学術領域研究「生命素子による転写環境とエネルギー代謝のクロストーク制御」(代表・深水昭吉)のサポートを受け、活動を継続している。